機材に頼らなかったから今がある。写真は愛情を持って撮る。

こんにちは。
ARTISTAです。
機材って大事だけど、でもそれだけじゃないと思ったりする。



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今日はレビューでもなんでもありません。ただ最近ちょっと思ったことがあったのでつらつら書きます。写真も出てこないので興味のない方はスルーで大丈夫です。
補足として私はカメラの仕事をする前は技術職に就いていた。職人と呼ばれる部類。だから腕一つで差がでる。基礎が絶対であり、それができない人に応用はないと思っている。プロである以上プロの道具を使え、でも道具に頼って腕が上がったと勘違いするなと師匠にはよく言われたもの。こういう考えが根底にあり、今回の話は進んでいくので価値観が違う人は「は?」と思うけど気にしないでね♪
「見れば体験がわかるBlog」(フォローよろしくね♪)のアカウントじゃなくてプライベートアカウントのTwitterに「こんなカメラを買ったよ」「こんなレンズを買ったよ」っていうツイートが結構流れてくる。これに関して別に悪いことでもないし「いいなぁ」って思うぐらい。
しかし最近「なんだかなぁ」と思うツイートが流れてくる。カメラを初めて1年未満の人のツイートなんだけど機材買いまくりなの。中級機下位モデル→中級機上位モデル→プロ機が欲しいとなっているみたい。どうやら友人がプロ機を買った影響らしい。負けた感じがするのかな?その友人すらカメラを初めて1年未満でエントリー機からプロ機にステップアップだというのだ。なんとも景気のいいことで羨ましい、、良いことだ。さらにレンズもLレンズを超広角から望遠までを揃えている。羨ましい、、すごくね?1年未満でそれだけ揃えれる財力ってすごくね?いや他人のことだから別にいいんだけどさ。
そんなツイートを見ながら私は写真じゃなくて機材が好きなのかな?って思ってみたり、もう少し同じカメラとレンズで勉強すればいいのにって勝手に思ってます。(←大きなお世話だw)


良い機材ってなんだろう


良い機材って自分の撮りたい被写体と撮影スタイルに対してちゃんとカメラの性能を発揮できてこそ良いカメラとなるんじゃないかと思うんです。高価な超高速連写カメラを買って全く動かない被写体を撮るって良いカメラを選んだことになるんだろうか?高価な超高画素で連写の遅いカメラを買って高速に動くスポーツを撮るって良いカメラを選んだことになるんだろうか?高価なカメラを買うことが悪いことじゃないし本人が満足なら別に良いんだけど、ただ被写体と撮影スタイルによっては高い機材が決して良いカメラにならないってことかな。


まずはその機材を極めてほしい


これも大きなお世話だ(笑)私は不器用なので何本ものレンズを一気に使いこなすなんて難しい。だからそのカメラ1台レンズ1本でできる限りのことはやりたい。撮れなかったらカメラが悪い、焦点距離が違う、だから買い換えじゃなくて自分のイメージをどうやったらこのカメラで撮れるのか考えたい。レンズもその一本のレンズをしっかり自分のものにしてから次に行きたい、標準レンズはどうやっても望遠にならないけど望遠じゃなくて標準で最大限の表現ができるまで頑張りたい人です。例えば動物園なんかいくと望遠ほしいなぁって望遠買う人多いと思うんだけど、標準だからこそ撮れる写真を見つけて撮れるようになってから望遠に行った方が良いなっていう人なんです。


良い機材に騙されるな


良い機材を揃えると写真が上手くなったような錯覚に陥ります。例えば私の買った5D Mark IIIを使えばポートレートも風景もスポーツもバランスよく写真が撮れるようになります。連写もそこそこあるしAFの食いつきも良いです。高感度耐性もなかなか。さらに高価なレンズを買うとF値も小さくなってボケが綺麗になります。その写真を見たときに綺麗だ!とろけるようなボケもあってすごい!ってなるんだけど、それぐらいの写真ならあなたじゃなくても誰でもその機材を使えば撮れちゃうから。そう、同じ機材を使えば撮れちゃうから別に写真が上手になったわけじゃないんだけど本人は勘違いしやすいです。そう勘違いすると次の機材へのステップアップは早い。もっと写真を上手くなるために綺麗に撮るためにもっと良いカメラもっと良いレンズを揃えなきゃ!となるわけです。本当に写真が上手な人はスマホですら上手に撮りますからね。


じゃあいつ機材を買うんだよ


カメラの場合はそのカメラで撮りたい被写体と撮影スタイルがマッチしなくなった時、もしくは壊れた時。レンズは表現の限界を感じた時、もしくは壊れた時。

過去記事
【sd Quattro】被写体の変化でカメラを変えたくなった

sd Quattroを使っていた私は被写体の変化により5D Mark IIIに変えました。被写体が風景写真やスナップ写真からポートレートや動き回る子供に変わったのが大きな理由です。大人のようにポーズをとっていてくれる被写体ならsd Quattroでも大丈夫なのですが動き回る子供にsd QuattroのAF速度では撮れ高少なすぎたんです。失敗できない撮影でしかも時間が決められている状況ではsd QuattroのAFではダメでした。またsd Quattroで撮影するとテンポが明らかに悪くなってしまいます。一枚の写真をチェックするのに時間がかかりすぎるし、操作性もテンポを考えると一歩及ばす。
このように私は被写体と撮影スタイルが変わったためカメラを変えることにしました。
レンズは24-105mm F4Lです。広角側はこのレンズで全く問題ありません。標準〜望遠側も望遠側がやや足りないと思うシーンはあるけどメイン撮影のポートレートを撮るには許容範囲。最近抱えている問題はF値。F4はボケが本当に少ない。最大限までぼかすなら105mmのバストアップ以上。広角側はF4で活かせてバリエーション多いけど、ボケる写真のバリエーションが圧倒的に少ない。だから今全身でもボケるバリエーションが欲しくてレンズ購入を検討中。
こんな感じで今あるものをよく考えて使ってみてそれでもどうしても必要なら購入する方が写真の腕はちゃんと上がると思う。機材に頼ってあれこれやってるうちは工夫もしないし絶対に上手くならない。


どんなに良い機材を揃えてもiPhoneに負けるって嫌じゃない?だったら機材や加工に頼らずにちゃんと写真が撮れるようにその機材を知り尽くそう。基礎を盤石にしおけばどんなカメラやレンズ環境でもちゃんと対応できる。今持っている機材をiPhoneやコンデジに変えたら良い写真は撮れないって思ったらもう一度考え方を改めてみると写真が上達するかもしれませんよ。


最後は気持ち


被写体に対して失礼かもしれないが私は「その人が人生最後の日に撮る写真が本当にこれで良いのか?」と自問しながら撮っています。その写真を見る家族や友人が一生忘れたくない写真を撮りたい。やっぱり写真って人が撮って人が見るもの。見る人の心を動かす写真はカメラマンの気持ちが伝わることだと思う。作り込んで構図も技術も素晴らしくて綺麗な写真でも心が動かないと明日にはその写真のこと忘れてるでしょ。でも心の動いた写真はいつまでも覚えているもの。高価な機材でもスマホでもコンデジでも最後に人を引き付けるのは機材じゃなくて気持ちだと思う。
子供の記念日に量販店の写真館で撮った写真より、何気ない日常の子供をお父さんやお母さんが撮った写真のが良いなって思ったことありませんか?
機材もいいけど「愛」を持って楽しく写真を撮りましょうね♪


物欲全開の欲しいものリストはこちらです。

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