こんにちは。
ARTISTAです。
専用アプリってちょっと困る。
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私の使っている【Tric フラッシュコントローラ】にはTricCamという専用アプリが必要です。
このアプリ使わないとTricフラッシュコントローラは使えないのです。他のカメラアプリではTricフラッシュコントローラと通信できません。ちなみにこの専用アプリは600円とカメラアプリの中では高いです。それなのにカメラアプリとしては最悪と言っていいほど使いにくい。
UIが酷い。とにかく使いにくい。まずはProCamと比較。
上がTricCam。下がProCam（600円）です。
ProCamのが1画面の情報が多いです。よく使う設定の変更なども1タップで変更できたりします。
例えばProCamは上部のRAWやTIFFやJPEGなどは1タップで変更できますがTricCamはアプリ内でRAW撮影の設定などはできません。iPhoneの設定から変更しなければRAWとJPEGは変更できません。グリッド表示すらもアプリ内で変更できません。
ProCamはシャッタースピードやISOなども変更したい項目をタップしてスライドバーを動かせばすぐに変更できます。どの項目へ移動するにもタップするだけですぐにその項目の数値を変更できます。
TricCamはスライドバーを上下にフリックすることによって項目を変更します。表示される順番もISO←→シャッタースピード←→ホワイトバランス←→フォーカスと決まっているので移動に手間がかかります。なぜこんな使いにくい仕様にしたのか理解できない。
ProCamはISOやシャッタースピードの表示が数値として表示されています。なのでスライドバーを感覚で動かしても数値を目で見て確認できるので迷うこともありません。
TricCamはスライドバーに1段ずつの数値しか表示されていません。1段ずつの間は数値として表示されていないのでスライドバーのメモリを数える必要があります。シャッタースピード1/125にしたいと思っても実際どこが1/125なのか瞬時に判断できません。ストロボを使うアプリなのにストロボとカメラの設定の計算が非常にしにくい仕様です。
プレビューがスライドバーを動かしている時しか反映されません。
（ISOの部分に注目してください。）
ISOを25にしようが1000にしようが常時表示されているのは適正露出の映像です。通常iPhoneのカメラはミラーレス機などについているEVFなどのようにISOやシャッタースピードを変えればその設定で撮った状態がプレビューされて仕上がりを確認しながら撮影できます。しかしTricCamはスライドバーを触っている状態でしかプレビュー表示されないためISO25、1/8000だとどんな風に撮れるのか確認するためにはわざわざスライドバーを少し動かす必要がある。やっていることはOVFのような感じです。通常使っている5D Mark IIIはOVFなのでテスト撮影などやっている工程は変わらないのですがTricCamはその設定の変更すらストレスになるしテンポが悪すぎます。これはストロボを使えるようにするためにこのような仕様にするしかなかったのか、それともこういう仕様で作ったのかわかりませんがどっちにしろ使いにくい。
そして【iPhoneでストロボ撮影】Tricフラッシュコントローラ到着。【2】でも少し書きましたが撮影した写真を確認するフォトボタンがあるのですがカメラロールに写真の枚数が多いと表示するまで時間がかかります。(iPhone6sの場合) 約5000枚ほどカメラロールに入っているのですが表示まで30秒ほどかかります。確認する時は写真アプリを開いた方が早いです。ちなみにProCamは表示に1秒もかからないです。カメラロールに写真がたくさん入っていると確認すらスムーズにできない。iPhoneでストロボを使えるようにした製品なのに写真の枚数が多いと確認に時間がかかるとか本末転倒。こう言った面でも非常に使いにくいアプリです。
TricフラッシュコントローラはiPhoneでの撮影にストロボが使えるようになる素晴らしい商品です。しかしその専用アプリは有料にもかかわらずかなり使いづらいです。現時点で最悪と評価するしかない。有料化するならしっかり作り込んで欲しかった。もう少し直感的に操作できるようにUIを見直してほしい。プレビューも常に表示されるよう改良していただきたいです。
そんなわけでTricフラッシュコントローラを使ってiPhoneでストロボ撮影するには根気が必要です。もっと気軽に思っていましたが肝心のアプリ側の使い勝手で悩まされます。アプリさえ改善されればいいのですが難しいかもしれませんね。
